山中城

 
所在地静岡県三島市山中新田。三島駅の東北東8Kmの標高570mの尾根の上。
構造箱根外輪山の西斜面に設けられた山城で、小田原の背後を固める支城網の一つ。堀障子や畝堀という特殊な防備がなされていた。
築城永禄の末ころから、北条氏により武田信玄に備えて整備されたようだ。天正16年(1588)からは、豊臣秀吉の来襲を予測し改修された。
城主ほか北条氏直の譜代の家来松田康長・間宮康俊らがこもった。
その他羽柴秀次の2万、堀秀政の2万、徳川家康の3万の大軍が、4千二百で守る城を包囲し、戦闘は激烈を極めたが数時間で終わった。城将松田康長をはじめ武将のほとんどが討ち死にし、攻め手の武将一柳直末も討ち死にした。

現地説明板より2010/05/30 歩行図 (東海道歩き)2015/12/18 歩行図

説明板三の丸西濠
西の丸西の丸見張り台からの西櫓台(角馬出)
西の丸障子堀城址碑
二の丸虎口二の丸
本丸跡天守台
前方北の丸と本丸結ぶ架橋三の丸内宗閑寺の豊臣、北条武将の墓

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