山形城

 
所在地山形県山形市霞城町。JR山形駅の北方800mの平地。
構造本丸、二の丸、三の丸を有する包括型の平城で、東西1.6Km、南北1.9Kmの規模だった。本丸、二の丸には、二重櫓七基が建ち並び、本丸の代わりに御三階櫓があった。
築城足利尊氏の一族の斯波兼頼が南朝方の押さえとして、出羽按察使に任ぜられて、正平11年(1356)に築城したのが始まり。子孫は最上氏と称し、12代最上義光の時に、改築拡張した。
城主ほか斯波兼頼、以降最上氏12代、鳥居忠政、忠恒、保科正之、幕領、松平直基、松平忠弘、奥平昌能、昌章、堀田正仲、松平直矩、松平忠弘、忠雅、堀田正虎、以降3代、松平乗祐、幕領、秋元凉朝、以降秋元氏4代、水野忠精、忠弘
その他 最上義光は関ヶ原の合戦で、徳川方に付きその戦功により24万石から57万石に増封された。
 松平乗祐以降は石高も6〜5石と減じられたため、城の修理も困難となり、荒廃の一途を辿ってきた。

「探訪日本の城 奥羽道」より2010/08/10 歩行図 東北旅行
二の丸北東部土塁から二の丸東大手門
二の丸東大手門二の丸東大手門
復元工事中の本丸復元工事中の本丸
二の丸の旧済生館本館

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