戸石城(米山城、砥石城、本城、桝形城)

 
所在地長野県上田市住吉、上野。上田駅の北東5Kmで、上田盆地の北にある東太郎山(1301m)から東に張り出した尾根が南に屈曲して伸びた末端付近の尾根の上。
構造居館である本城を中心として、その南、西、北を砥石城、米山城、桝形城と呼ぶ要害で防御している山城。本城は、馬場と称される平坦地の北端から、本郭まで8段の段登りの郭で構成される。
築城不詳。中世、真田本城を本拠とした真田氏が、上田地方を掌握するために拠点としたという説が有力。
城主ほか真田氏?、村上氏、真田幸隆、昌幸
その他 天文10年(1541)、村上義清は武田信虎、諏訪頼重らと共に海野棟綱を攻略し、以後砥石城を小県、佐久地方の鎮城とした。
 天文19年(1550)武田信玄が、小県地方侵攻の目的で戸石城を攻めたが、「戸石崩れ」と云われる敗北を喫した。が、翌年武田側の真田幸隆に攻略され、武田の属城となった。武田氏滅亡後も、上田城築城まで、真田氏の拠点だった。

縄張り「日本城郭体系」より20112/05/25 歩行図
米山城 村上義清の碑米山城説明板
米山城本郭に掲示の古絵図砥石城からの眺め
砥石城戸石城説明板
戸石城北の切岸馬場からの本城段郭
本城石垣跡戸石城本城
本城北の空壕桝形城
桝形城よりの真田町本原・長方向の眺め伊勢山地区からの砥石城

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