新宮城(丹鶴城)

 
所在地和歌山県新宮市新宮7690-5。新宮駅の北々西680mで、熊野川の河口近くの右岸にある標高50mの独立丘陵の上。
構造独立丘陵上にあり、東の最高所に本丸と天守台が、その西方に鐘の丸と松の丸、北に出丸が配置される。熊野川岸の水の手には、船着き場と炭納屋が設けられていた。松の丸の西には、かって領国支配の役所の二の丸があった。
築城慶長6年(1601)に、和歌山城主となった浅野幸長の家臣浅野忠吉が築城を開始した。元和5年(1619)浅野氏に替り徳川家康の十男頼宜が紀州に入国、同時に付家老として、新宮に水野重仲が入り、忠吉の築城工事を継続し、寛永10年(1633)に城は完成した。
城主ほか浅野忠吉、水野重仲以降水野氏の居城
その他 元和元年の一国一城令で、いったん廃城となったが、同4年に再建が許されて、再び築城は継続された。

縄張り「現地案内図」より2019/07/21 歩行図
説明板佐藤春夫と新宮城
現在の登城口かつての登城路と合流
松の丸が見えた松の丸の入り口
松の丸石垣松の丸からの展望
鐘の丸眼下の水の手
本丸石垣本丸入り口
出丸への通路丹鶴姫の碑
与謝野寛歌碑下城路から本丸

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