掛川城

 
所在地静岡県掛川市掛川。掛川駅の北600m、掛川古城の南東400mで、逆川北岸の小丘陵(竜頭山)の上。
構造逆川の彎部に松尾郭、その北に本丸、さらに天守丸を連ね、天守丸の東に三の丸を配し、その南に二の丸を配した平山城。建物としては、三の丸御殿、天守(復元)、太鼓櫓、大手門(復元)等。
築城文明初年(1469頃)から、今川義忠の家老朝比奈泰熈が築城始め、三代にわたって築いた。文禄2年(1593)、山内一豊が、改修、拡張を行った。
城主ほか今川方(朝比奈泰熈、泰能、泰朝)、石川家成、山内一豊、松平定勝、安藤直次、松平定綱、朝倉宣正、青山幸成、松平忠重他1代、本多忠義、北条氏重、井伊直良他3代、松平忠喬、小笠原長熈他2代、太田資俊他6代
その他今川義元を失った後、その領地は武田と徳川の切り取り競争を呈し、今川氏真は掛川城に逃げ込んだ。そこへ徳川家康が攻めかかり、朝比奈泰朝は弱将氏真を擁して奮闘し、小田原の北条氏政も援軍を派遣したが、開城となって、氏真は船で小田原に向かい泰朝ががこれに従った。

縄張り「現地説明板」より2012/04/12 歩行図 (東海道歩き)
大手門歴代城主札(前半部)
逆川からの天守と太鼓櫓本丸門
太鼓櫓本丸からの天守
天主台からの三の丸御殿天主台からの本丸
三の丸御殿内堀(蓮池)近くにあった蕗の門(現円満寺山門)

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