福岡城

 
所在地福岡県福岡市中央区城内。博多駅の西3.5Km、西鉄天神駅の西1.6Kmで、東に那珂川、北に博多湾、西にかっての港湾の入江だった大濠を望む福岡平野の平地。
構造本丸を中心に、東・北・西に二の丸、南に三の丸を配し、4.7Kmにも及ぶ堀、高石垣を巡らし、塁上には47棟にも及ぶ櫓を連ねた壮大な平山城。
築城慶長6年(1601)から6年かけて、黒田如水、長政親子が築城。
城主ほか藩祖黒田如水、初代黒田長政以下12代の黒田氏
その他 天守については、もともと幕府に遠慮して建てなかったという説と、一度建てられたが幕府の大阪城再築の手伝いの際に解体して大阪に運んだというような説もある。
 二代目の忠之は、若い頃放縦をきわめ佞臣を重用して藩政を紊乱させた。これを憂えた家老の栗山大膳は諫言するも、聞き入れられずやむなく幕府に訴え出た。これが黒田騒動と言われるものである。
 初期の頃の黒田藩家臣には豪傑が多く、黒田二十四騎などとも言われ、武功の藩として名が高かった。福島正則の秘蔵していた名槍日本号を飲みとった母里太兵衛(モリタヘエ)の逸話は黒田節にもなっている。

縄張り「現地案内図」より2017/05/01 歩行図
三の丸駐車場からの二の丸石垣城址碑
二の丸梅園表御門跡
本丸祈念櫓本丸
天守台天守台からの眺め
裏御門跡南丸 多聞櫓と北隅櫓
二の丸 ラグビー場からの祈念櫓上の橋御門跡
北堀平和台陸上競技場になっている三の丸
潮見櫓と下之橋御門同左
三の丸御鷹屋敷跡母里太兵衛邸長屋門(移築)

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