八王子城

 
所在地東京都八王子市元八王子町。高尾駅の北西3Kmにある標高450mの山の上。
構造山頂部を本丸、松木曲輪、小宮曲輪等を置く要害地区とし、山麓の城山川に沿った谷間を御主殿等の居館地区とした山城である。
築城天正10年(1582)、この頃から北条氏照が甲州口の抑えとして築城始めたようだ。
城主ほか北条氏照
その他秀吉の小田原攻めに対応して、氏照は小田原城に入った。横地監物らが留守を守っていた八王子城は前田利家・上杉景勝の連合軍により攻め落とされた。その10日後、小田原城も落ち、氏照は兄氏政とともに切腹させられた。

現地説明板より縄張り図2010/11/23 歩行図
北条氏照及び家臣中山家範の墓
両者の100回忌に家範の孫で水戸藩家老の中山信治が建立
現地のイメージ説明板
曳橋 御主殿に渡るために城山川に懸けられた橋御主殿虎口
同前御主殿跡
御主殿の滝 落城時に、御主殿にいた北条方の婦女子や
武将らが滝の上で自刃し、次々と身を投じたといわれる。
その地で城山川の水は三日三晩赤に染まったと伝えられ
ている。
山頂近くからの展望
八王子神社松木曲輪 中の丸とも二の丸とも呼ばれていた。ここを
守っていた中山勘解由家範の勇猛ぶりが家康の耳に入り、
その遺児が取り立てられて水戸徳川家の家老にまでなった。
八王子城本丸

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